岡山大学男声合唱団コール・ロータスは、2024年に創立64年目を迎えました。
コール・ロータスは、1961年4月17日に岡山大学で設立された男声合唱団です。創立当初は岡山大学鹿田キャンパス内の医学部生のみで活動していましたが、その後全学部に解放され、現在は岡山大学津島キャンパスにて活動しています。
ロータスとは、古代ギリシャの詩人ホメーロス作の「オデュッセイア」に登場する「その実を食せば、この世の憂いを全て忘れ夢見心地になれるという伝説の木の実」です。
2020年夏に開催が予定されていた創立60周年記念演奏会はコロナ禍のためやむなく中止に至りましたが、このたび曲目も一新して2024年7月21日に創立60周年記念演奏会を開催しました。多くのお客さまにご来場いただきました。誠にありがとうございました。
2024.7.21創立60周年記念演奏会をレポートします
創立60周年記念演奏会は終演いたしました 多くのみなさまにご来場いただきました。誠にありがとうございました。 それでは、簡単ではありますが、創立60周年記念演奏会をレポートします。 レセプションや本番の動画等も公開する予定です。しばらくお待...
この演奏会の開催を記念して、ロータス誕生から現在に至る「ロータス物語」を掲載しています。
ロータス物語 第1回「誕生」
コール・ロータスの誕生 1961.4.17 コール・ロータス結成 コール・ロータスは、岡山大学グリークラブ(注:混声合唱団)から派生して誕生した。岡山大学グリークラブの第5代指揮者は、高杉 潔(後のコール・ロータス初代部長)、第7代指揮者は...
ロータス物語 第2回「挫折」
(前回のあらすじ)結成後わずか6年で全国3位となったロータスだが… 驚天動地 スポーツでないにしろ地方大学のチームが全国大会に出場し、しかも3位になったのだから、当時は学内でも肩で風切る勢いだった。 1966.11.3 第19回全日本合唱コ...
ロータス物語 第3回「ロータスの歌」
(前回のあらすじ)挫折したロータスは、石丸寛先生を第7回定期演奏会(1968.2.3)の客演指揮者に迎えて新たな一歩を踏み出した。 初の委嘱作品 1967年(第7期)に新たな一歩を踏み出したロータスであるが、やはり次の年(1968年、第8期...
ロータス物語 第4回「嵐」
(前回のあらすじ)再び石丸寛先生と皆川達夫先生を第8回定期演奏会(1969.2.1)の客演指揮者に迎えて、委嘱作品の初演を行うことになった。もがき苦しむ中で誕生したのが「コール・ロータスの歌」だった。 大学紛争 ロータスが挫折から立ち直ろう...
ロータス物語 第5回「試練」
(前回のあらすじ)ロータスは、大学紛争の嵐の中で人数を減らしながらも毎年冬の定期演奏会を開催することができた。ロータスはこの嵐を乗り越えることができたかに見えたのだが・・・ 14期浜田、16期井上、16期武藤の文章をまとめた物語です。 歌を...
ロータス物語 第6回「復活」
(前回のあらすじ)大学紛争の影響で人数が減っていき、練習でとうとう10人を切るまでになったロータス。「解散」の意見も出る中、恥を忍んで演奏会を完遂することを決意し、復活への道を歩み始める。 創立20周年 復活を遂げたロータスは、70人近くを...
ロータス物語 第7回「JESUS」
(前回のあらすじ)復活を遂げたロータスは、70人近くを有する合唱団になり、1980年(20期)に20周年を迎えた。 ROCK OPERA JESUS CHRIST SUPER STAR 第20回記念定期演奏会(1981.1.10)に向けた1...
【OB専用】続JESUS CHRIST SUPER STAR
ROCK OPERA JESUS CHRIST SUPER STAR 第21回定期演奏会(1982.1.16)の第3ステージ「JESUS CHRIST SUPER STAR」は、イエスが磔になるまでの1週間を取り扱ったというロック・オペラで...
ロータス物語 第8回「悪夢」
(前回のあらすじ)復活を遂げたロータスは、第21回定期演奏会で壮大な企画ステージを計画しJESUS CHRIST SUPER STARのステージを成功させた。 悪夢転じて名演奏 22期(1982年度)がスタートした。この年は、3つの合同演奏...
ロータス物語 第9回「平成」
(前回のあらすじ)日本男声合唱団の雄である関西学院グリークラブを岡山に迎えての合同演奏会でロータスは悪夢を見るも名演奏に転じた。その後も神戸大学グリークラブ、甲南大学グリークラブとの関西3連戦の合同演奏会を戦い抜く。しかし、団勢が緩やかに下...
ロータス物語 第10回「30周年」
(前回のあらすじ)平成の幕が明けた。昭和末期に向けて団勢が緩やかに下降線をたどっていくロータスであったが、あらゆる手段を使った新歓活動が昭和63年から実を結び始めて新入生が増えていく。1,2年生の比率が圧倒的に高く若い合唱団であったが、団員...
ロータス物語 第11回「時化」
(前回のあらすじ)創立30周年を迎え、人数が増え始め活動を活発化し始めていたロータスが、働き盛りで気合いが入っているOBを交えて第30回記念定期演奏会を開催した。観客はこれまでの実績を大きく上回り1,200人を超えた。客演指揮近藤安个先生に...
ロータス物語 第12回「謳歌」
(前回のあらすじ)1991年(平成3年)のロータスは、週休2日制の導入、正指揮者の休部、合唱フェスティバルの日程変更、ジョイントコンサートの縮小、定期演奏会の金曜開催など大小さまざまな波が襲う。しかし、第31回定期演奏会は市民文化ホールを満...
ロータス物語 第13回「情報」
(前回のあらすじ)1993年(平成5年、33期)、新歓活動は大成功を収めそのままの勢いで新たなイベントを打ち立てていった。第1回OSCA運動会では、各大学合唱団が集い一大イベントとしてその後も続けられる。第33回定期演奏会では、12年ぶりと...
ロータス物語 第14回「讃歌」
(前回のあらすじ)1994年、ロータスのホームページは、32期指揮者の山根の個人紹介ページに掲載した1枚ステージ写真から始まり、翌1995年、33期部長斎藤によってロータスのホームページが正式に誕生した。その誕生はYahoo! JAPAN、...
ロータス物語 第15回「50周年」
(前回のあらすじ)2000年は部員58名が在籍し、大学院生や大学院に進学していないのに何年も在籍している長老たちの知識もあり安定した活動を行っていた。部室は24時間営業で、新歓活動も存分に楽しみ、ジョイントコンサートも毎年夏に開催し、冬のク...
ロータス物語 第16回「変化」
(前回のあらすじ)2008年に新生OB会が発足した。新生OB会は、初のOB会主催である創立50周年記念演奏会に向けてひた走る。創立50周年記念演奏会は、2010年7月3日に信長貴富先生に委嘱した「五つのモノローグ」をはじめ計4つのステージを...
ロータス物語 第17回「コロナ」(ひとまず最終回)
(前回のあらすじ)これまで留年や大学院に進学した5年生以上のロータスメンが大きな力となっていたが、このころから4年の活動をもって卒部する流れに変化していく。こうして、ロータスは徐々に人数を減らしていくことになる。2011年度、40期OBの西...
ロータスの活躍はまだまだ続く
※記事内容は変更することがあります。
ロータスOB会について
コール・ロータスOB会の歴史については、こちらをご覧ください。
ロータスOB会のあしあと
1期 1961年度(昭和36年度) 1961.4.17 コール・ロータス結成 1962.1.24 第1回定期演奏会 岡山葦川会館(現天満屋岡山本店屋上) 1962.1.25 コール・ロータスOB会結成 10期 1970年度(昭和45年度) ...